目次
とりあえず腹式呼吸ってやつをやってもらっていいですか?
初っ端から挑戦的でムカついた方、ごめんなさい(笑)
冒頭でも書いたのですが、
わたしBody Chanceに通って
一番印象に残っているのが、
体験を次々にさせてもらえるっていう事だったんです。
うちの学校は特殊で、
生徒が先生にやりたい事を提案するんです(笑)
「歩きたい」「歌をうたいたい」「楽器が弾きたい」などなど様々です。
そしてそれが多くの人が体験できるものの場合(歩くとか)提案した人以外にも、練習のチャンスが回ってきます。
なるべく沢山の体験を受け取れるように先生が促してくれるんです。
つまり何が言いたいのかっていうと
体験すると
印象に残る!
そして
変化すると
楽しい!
ってことです(笑)
なので良かったら一緒に体験をしてくださったら嬉しいです。
ってなわけで、
早速ですが
ご自身の思う
『腹式呼吸』を
何回かしてもらって
いいでしょうか?
そして、その腹式呼吸をしながら
首周りや肩の動き方
緊張が走っている場所など、
その体感をなんとなくでいいので
覚えておいてください。
この後の話を読んで
今の腹式呼吸と後の呼吸に変化があるかどうかを実験したいと思います\( ˙▿︎˙ )/
そもそも空気は肺にしか入らない
それでは今日の本題です!
空気ってそもそもどこに入りますでしょうか?
いや、書いとるがな!
見出しに書いとるがな!
ですよね(笑)
そうです、酸素と二酸化炭素を交換する臓器は
肺のみです。
お腹にある、大腸や肝臓では空気の交換はできません。
でも聞いたことありません?
「お腹に空気を入れるイメージで沢山吸って〜」
とか
「お腹から声を出して〜」
とかって。
わたし自身よーく聞いてたし、
なんなら吹奏楽の指導で使ってもいました。(とほほ)
でも実際は、空気が入るのは肺で
声を作るのは声帯です。
なぜこれについてやいのやいの言っているのかと言うと、
実際に体には出来ない、不可能なイメージを持っていると多くの場合体は硬くなる傾向があります。
体が硬くなると、体を設計通りに使いにくくなる場合が多いです。
もし大事な本番で、イメージングが上手くいかずに体が硬くなって、望んでいるパフォーマンスがしにくくなっちゃったら
それってすっごく勿体ないじゃないですか。
だもんで、
事実を知るって
めちゃくちゃ大事なんです!
って、わたしもアレクサンダーテクニークを学び始めてから実感しました( ᐛ)
なので事実を知るために、次で肺の大きさの話をします。
肺って意外と大きいゾ!
肺の大きさを考えて生きている人がどれくらいいるんだろうか?w
ご自身の肺の大きさを考えたことってありますか?
わたしはアレクサンダーテクニークを学ぶまでは恥ずかしながら知らなかったし、音大で学んでいたくせに事実を知ろうとすらしませんでした。
ちなみに学んでいても、直ぐに忘れて、何度も何度も思い出し直しています(笑)
肺を守っている肋骨っていう骨があるんですけど、ちなみにそれは何本あるかご存知ですか?
もちろん知らなくても全然大丈夫です。
わたし音大出てますけど知りませんでしたから(しつこいw)
考えると身になるから質問してるだけなので、間違えていいのでぜひ答えを出してから、次にスクロールしてみてください♪

正解は左右12本ずつです。
このイラストの正面は10本しか書いてないですが、11番目と12番目の肋骨は胸骨に付いていない浮遊肋骨っていうのがあって、横向きの画像にはギリッギリ書いてあります。ギリギリで12本写ってますです(笑)
それで肺の大きさは、
12本肋骨があるうちの
(もちろん人によって個人差があるんですが)
前面は
鎖骨の上から6〜7番目の肋骨まで、
背面は10番目の肋骨くらいまで、
あります。
※上のイラストは簡易版なので
正確な大きさが知りたい人はググってください。
フリー素材で見つけるのはあれで限界でございました💦
すみません💦
もっと実感しやすい方法は、
鏡の前で右手を鎖骨の上
左手を6、7番目の肋骨の上に乗せてもらうと
大体の大きさが分かります。
んで後ろはもっと大きい。
女性は肋骨数えにくいと思うんですが、
脇腹のあたりで触れる肋骨が10番めなので、
鎖骨からウエストよりちょい上くらいに思うと大体半分だと思います(雑)
ちょっと分かりにくいと思うんで、動画でもこの内容出すので、
動画の方が分かりやすいかもなので
こちらも見て頂けたらなと思いますです。
そしてこの肺の大きさを(体の上からだけれども)手で触りながら
ぐるりと
ぜひ鏡を見ながら触って欲しい。
大きさを実感して欲しいのです。
なぜならきっと思う。
思ってたより
肺ってでかいな!
いや、
めちゃんこでかいな!
って(笑)
この実感こそがとっても大事なんです\( ˙▿︎˙ )/
肺ってでっかいんだぞ!
後ろ側は前よりもっとでっかいんだぞ!
っていう、その実感が大事。
そうすると空気が出入りする場所が明確になるから。
その事実が、体の動きをよりスムーズにします。
あと、
正面からの自分ってよく見てるから認識しやすいんですけど
立体なんですよね、体って。
忘れがちなんですけど
それ超大事なんです。
だから良かったら
前だけじゃなくて、斜めとか、
いろんな角度で鏡を見ながら実感していただきたいっ!
そうすることで
どんどん自分の体が明確になって
どんどん動きやすくなるので!
それではここで再び実験です!
ぐるりと肺の大きさを確認していただいたところで、
肺全体に空気を入れてみよう
と思って呼吸をしてみてくださいm(_ _)m
そいでもって、
最初体験して頂いた、ご自身のオリジナル腹式呼吸との違いを体感してみてください。
首や背中の緊張などが違う人もいらっしゃると思いますし、
違いが感じられないという方もいらっしゃると思います。
どんな感覚でも正解です。
ちなみにわたしはオリジナル腹式呼吸だと
腹筋にめちゃくちゃ力を入れていて
首周りにも緊張が生まれるなっていうのを感じます。
そして、肺の大きさを確認してから
肺全体に空気を入れようと思うと
腹筋の緊張が減って、首と肩が自然と上下に動くようになるなと感じました。
ま、毎回感覚は違うんですけどね\( ˙▿︎˙ )/
ぜひその違いを味わってください。
違わない人は「違わないなぁ〜」って味わってください(笑)
違いが無かった方は、何日かに渡ってトライしていただくと、感覚が鋭敏になって違いに気づきやすくなるかもしれません。
もしくは最初からご存知だった場合は差は出にくいかと思いますですm(_ _)m
で、この、
事実を知ると動きが変わる
って
おもしろくないですか?\( ˙▿︎˙ )/
どうですか?
わたしはこの面白さが病みつきになってしまって、今も自己探求に夢中です✨
それでは次に、腹式呼吸の由来であろう
呼吸における腹筋の役割をお伝えしようと思います。
腹筋は吐く息の調節に使う
いまさらですが
腹式呼吸を声高に叫ぶ時って、大体音楽の授業とかじゃないですか?(いや、叫ばないけど誰も)
今回これを書くにあたって
「そういや、一般科目や体育で腹式呼吸って言われたことないな」
って思ったんですよ。
なんでかしら?
って考えたんですけど
思うに、
一般科目の授業では呼気の調整はいらないし、
体育では呼吸の調節よりも安定して呼吸できている方が良いのではないかと。
マラソンの時とか呼吸法はあるけど
音楽の授業以外、腹式呼吸を言われたこと一回もなくわたしは育ちましたが、皆さんはいかがですか?
いらっしゃる方いますかね?
わたしはないんです( ˙▿︎˙ )(しつこい)
で、何が言いたいのかっていうと
呼吸における腹筋の役割って
吐く息のサポート
なんです。
あと骨盤底筋群とか内肋間筋とかありますが
ごちゃつくので今回は一旦飛ばします!
分かりやすく歌う時で例えると
歌ってルールがあるじゃないですか。
音程とリズムを守る必要がありますよね。
じゃないと曲にならなくなっちゃうから。
音程とリズム。
つまり、高い音を出すとか、ながーく音を伸ばすとか、声の調整が音楽には必要。
つまり声の調整は、
息の量で調節する必要がある。
その時に役に立つのが腹筋なんです。
なんでかっていうと
腹筋て大きいんですよね。
で、4層になってるから力もある。
だもんで持続力や耐久性があって、瞬発的な力も出せるから、調整には持ってこいな訳です。
なので、
「高い声を出したい」「大きい声を出したい」「長く声を伸ばしたい」
という時には腹筋を意識するとやりやすくなると思います。
あくまで腹筋は吐く息のサポートなので
吸う時には力を入れる必要はないんです。
でもわたしがさっき、『腹式呼吸』(お腹で呼吸をするというイメージ)でお腹のつっぱりを感じたのは、吸う時にも腹筋を使ったからです。
腹筋は吐く息の調節をするために使う。
吸う時には腹筋は使用しない。
使うのは主に横隔膜と外肋間筋です。
ここを混同すると、体を設計通りに使えなくて余計な力が入ったりして疲れたりします。
でもこの書き方だけだと
かなり大雑把なので、声の出し方についてはまた別で書きます\( ˙▿︎˙ )/
そしてなぜに腹式呼吸という名前がついたのかと言うことに関して
わたしは思うに、
「次のフレーズは音を長くするからお腹で空気を調節して声出して〜」
↓
「次のフレーズ音を長くするからお腹に力入れて〜」
↓
「次のフレーズ音を長くするからお腹で出して〜」
↓
「お腹から声出して〜」
↓
腹式呼吸(急展開)
的なことが
明治の唱歌を歌う頃から起こっていたのではないだろうかと推測します(笑)
あくまで推測です(笑)
なんで腹式呼吸っていうのかは、分かりません(おい)
いや、だってちょっと調べただけでも、
「丹田に空気の玉を入れるイメージで」とか「腹筋を使って行うのが腹式呼吸で、胸を使って行うのが胸式呼吸」とか、めちゃくちゃ色々書いてあるですよw千差万別!
だから分かんない!(笑)
でもしつこいですが、
空気は肺にしか入りません。
お腹から声は出ません。
声は声帯で作られます。
これが事実です\( ˙▿︎˙ )/
大事なことなのでしつこく言いました(笑)
ぶっちゃけ腹式呼吸だとか胸式呼吸だとか覚えるより、こっちを覚えた方が簡単だし使えると思います。
だって事実だから( ᐛ)
ってことで、
最後に冒頭で書いた、緊張にも使えるテクニックを書いて終わりにしたいと思いますので、もうしばしお付き合いくださいませm(_ _)m
緊張する時には事実を羅列するのがオススメ
これはわたしが実際に教わったことなんですけど
「オーディションに行くんだけど緊張するんだ…。役者の先輩Jeremy、こんなおいらを助けておくれよ」
てな感じでグリム童話的に学校の先生のJeremyに質問したんですよ。
嘘です、普通に聞きました。
そうしたらJeremyは
「思考は無限だから、目の前に映っている事実を数えていくといいよ」
っとな。
これをちゃんと説明すると、
例えばオーディションとかプレゼンとかの前に
緊張しているとするじゃないですか。
で、そういう時って
ネガティブ思考になりやすいですよね。
「あぁ!あの高い音、出なかったらどうしよう」
とか
「プレゼン ミスったらどうしよう」
とか
で、
それってエンドレスで悪い方向に膨らませることができるじゃないですか。
そしてそんなメンタルになっちゃったのに
結果を素晴らしいものにしよう!って持ち直していくっていうのは
結構大変ですよね。
だもんで、
目に見える事実を数えていこうゼ!っていう提案を教わりました。
そして実際それを使って受けたオーディションは落ちたけど(落ちたんかい!)
緊張でパニックで訳分からなかったっていう状態にはならず
もちろん緊張はしているけど
自分が何をしているかの客観的視点も
忘れずにできたっていう
大きな収穫がありました。
目に見えるものはなんでもいいんですけど
例えば
「この部屋のカーテンがベージュだな」とか
「部屋の中に12人いるな」とか
そういうことを淡々と思う。
目に見えているものを淡々と数えていく。
これは、余計な思考に乗っ取られずに済むのでとても効果的な方法でした。
更に良かったのが
自分のいる、滞在している空間が
どんな感じかっていう情報をいくつも持っているのは、パフォーマンスをする時にはとても都合がよかったです。
声の量とか調整しやすくて、やりやすかったです。
なので、プレゼンの時や、人前に出るときに緊張するなぁという際には事実を羅列していくのがオススメです。
で、この方法に
今回散々書いてきた、肺の大きさを思い直すことが中々使えます!
まっじで!使えます!!(笑)
なぜかって言うと
緊張してる時って
呼吸はどうなります?
そう!
アサクナッテルンデス!
いや、
なんでかカタカナで書いちゃいましたがw
浅くなってるんです。
だけど、
緊張している時に
「深い呼吸をしよう!」って何度思っても
ムダダッタンデス!!
うん。
無駄だったんです。
なぜなら『深い呼吸』って
めっちゃ曖昧だからー!
らーらーらー(エコー)
曖昧なものは
メンタルギリッギリの時には
使いこなすのが難しいです。
わたしの経験上、運が良かったらイケたくらいの感じです(笑)
でもせっかく努力して準備したのに
運に任せるのってもったいないじゃないですか!
緊張でパニクってオーディション落ちるのと、全力出せて落ちるのでは諦め方が全然違うじゃないですか!(笑)
だから
肺の大きさを思い出して呼吸をするのは
めちゃんこオススメです。
わたしは何度も使ってます。
あと、
これ眠れない時にもいいです。
眠る時って、目つぶってるから目に見えるもの数えらんないじゃないですか(笑)
だけどネガティブ思考が膨らむと
余計寝られなくなっちゃうから、
淡々と肺の大きさを思い出して
肺全体に空気を入れて、出して、
って思い続けていたらいつの間にか眠れてたってことも何回もあります!
こんな感じで、体の事実を知っていると
メンタルの役に立ったりもします\( ˙▿︎˙ )/
だもんで歌わない方でも
知っておくと便利だったりすると思います\( ˙▿︎˙ )/
呼吸は一生しますしネっ!
便利だと思いますですヨッ!
日常は浅い呼吸で大丈夫
昔瞑想会などをやっていた時に
「わたし呼吸が浅くって…浅い呼吸ってダメなんですよね…」
って言われたことが何度かあります。
わたしの思う結論から言うと、
そんなに日常では酸素いらないので呼吸は浅いもの。
だと思っています。
運動や演奏などでたくさん酸素が必要な時は
沢山肺を動かす必要がありますが
(酸欠になるので)
日常ではそこまで大量の酸素は必要ないんですよね。
で、人間の呼吸のシステムってめっちゃ優秀で、
(命に直結するから)
すっごい絶妙なバランスで
無意識的に調整されているんです。
だから、浅い呼吸を責める必要も咎める必要も
わたしは無いと思っているし、
たぶんその考え方は呼吸の邪魔をしているかもしれないので、
自分の呼吸が浅くて良くないんじゃないか…
ってご心配されてる方は
日常はそんなに深い呼吸じゃなくていいのか!
ってご自身を許してあげてください\( ˙▿︎˙ )/
それだけで多分呼吸はしやすくなると思いますし、
深く呼吸したい時は肺の大きさを思い出してみたりすると
いいんじゃないかと思います\( ˙▿︎˙ )/
ご自身の呼吸システムは超ハイテクなので
ご安心くださいませm(_ _)m
ってなわけで最後にまとめです\( ˙▿︎˙ )/
- 空気が入るのは肺
- 肺の大きさは前面は鎖骨の上から6〜7番目の肋骨。背面は10番目の肋骨くらい
- つまり意外とでっかい!w
- 腹筋は吐く息のサポート
- 緊張したり眠れなかったら、上の↑事実を思い出して呼吸するといいヨ!
- 日常は呼吸が浅くても大丈夫だよ!呼吸のシステムは優秀だから勝手に調整してくれてるよ!
っていう話でした!
さっきもお伝えした通り、
わたしは何十回も思い出し直しをしているのでw絶対すぐに忘れます!
人ってすぐ忘れるように出来てるんで(笑)
ですので、
本番前とか、大事なプレゼン前とか
何度も読み直してもらえたら嬉しいです\( ˙▿︎˙ )/
よろしければ動画も(しつこい)
というわけで、今日はここまでになります!
最後までお読みいただきましてありがとうございましたm(_ _)m
今日は腹式呼吸についてお伝えしたいと思います。
なんとなく「腹式呼吸」というものを聞いたことがある方も多いんじゃないかなと思うのですがどうでしょう?
腹式呼吸というと歌や楽器の演奏で使うような
そんなイメージがあるかと思いますが、
歌わない方でも参考になるように、緊張する場面で使えるような知識も合わせてお伝えしたいと思います♪
そして、実際に一緒に体験してもらえることで完成する記事になっておりますので、
よろしければ
一緒に実験をしながら読み進めてもらえたら嬉しいです( ˙▿︎˙ )