体の構造を知るとめっちゃ動きやすい〜頭と脊椎編〜

わたし
先日の投稿で、「姿勢に良い悪いは言えない。効率的かどうか」って話を書いたんですけど、

じゃあ効率的ってなんなのさっ!って思われると思うんです。(わたしなら思うw)

なので、今日は効率的に体を使う方法の頭と脊椎編をお届けします\( ˙▿︎˙ )/

効率の良い体の使い方ってどういうことなんだろう?

この前の記事だと

『姿勢に良し悪しは言えない、効率的かどうか』

って言うことだけで、
じゃあどうどういうのが効率的なのかって話をしたいなって思うんです。

ぶっちゃけ体の効率的な使い方って考えたことありますか?


わたしはアレクサンダーテクニークを学ぶ前は、全く考えたことなかったです(笑)


効率とかではなく
いかに先生に言われた通りに動けるかと言うことしか考えてませんでした。
体育でも、バレエのレッスンでも。

そして恐らく
ほとんどの人が効率性という事は考えずにいると思います。

えっと、
突然なんですけど
成人の頭ってどれくらいの重さかってご存知ですか?

これは有名なんでご存知の方も多いと思うんですけど

体重の10%。大体5〜6キロ

くらいあります。


うん。重い。

で、
もしいつも
その頭を体のおもりとして使っていたとしたら
当然体は動かしにくくなっちゃいますよね。

で、
アレクサンダーテクニークを学び始めてから
これは本当に衝撃的だったんですけど

大体みんな
重りとして
使ってる!˚▱˚

ってことなわけです。

うん。

じゃあどうやったら
効率的かっていう話をしていきたいわけなんです。

で、
そのためには
頭と脊椎がどんな風になっているかを知ることが
一番分かりやすいので
頭と脊椎の構造をもっと具体的に見ていきたいと思います\( ˙▿︎˙ )/

頭と脊椎の仕組みを見てみよう!

なんかEテレみたいな見出しですけど(笑)

大事なのは具体的にしていく事なので
ちょっとずつ具体的にしていこうと思いますよっ!

まず頭はこれです。
頭蓋骨ですね。

いっぱいの骨が繋がれて出来てます。
赤ちゃんはゆるゆるですけど、大人になるとくっつきます。

下顎骨って書かれてるいわゆる下顎は
顎関節で繋がってるんで、
頭蓋骨には含まないで考えたりするときもあります。

で、次に頭と脊椎はこうなってます。

脊椎=背骨と呼ばれる部分は全部で24個あって、
その下に仙骨と尾骨と呼ばれる骨があります。

後ろから脊椎を見ると
こんな感じですね。

黄色が首の骨(頸椎)
緑色が胸の骨(胸椎)
青色が腰の骨(腰椎)
紫色が仙骨
ピンクが尾骨です。

黄色の部分が首の骨(頸椎・けいつい)で
緑色が胸の骨(胸椎・きょうつい)
青色が腰の骨(腰椎・ようつい)
紫色が仙骨(せんこつ)
ピンクが尾骨(びこつ)って言います。

で、
これらの骨たちがどんな動きができるのかを次に
具体的にお伝えします。

頸椎の動き方

頸椎は画像の黄色の部分です。
全部で7個あります。


頸椎のスタートは、両耳の穴を繋いだ真ん中あたりからスタートしています。

背骨が耳の穴の位置から始まってるのって
結構びっくりしませんか?˚▱˚

わたし初めて知ったとき衝撃的で
その位置から動けるんだ!って思って
しょっちゅう頭を動かしてキョロキョロしてました(笑)

で、その頸椎は正に
キョロキョロしやすい構造になってるんです。

もしマンモスとかが来て
逃げなきゃいけない!ってなった時
しょっちゅう周りが見渡せた方がいいじゃないですか。
早く反応できますよね₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾

だから首回りは
キョロキョロしやすく出来ています\( ˙▿︎˙ )/

動きの仕組みで言うと、
首を前後ろに動かす・左右に傾げる・左右にねじる

この三種類の動き方ができる訳です。
解剖学的に言うと、屈曲伸展・(左右の)側屈・(左右の)回旋
っていう奴ができます。

うん。
こういう言葉を出すといきなりつまんなくなりますよね(笑)
ごめんなさいm(_ _)m

ひとまずキョロキョロできるんだなぁ
くらいで大丈夫です(笑)

でも
効率的な体の動かし方をお伝えするためには不可欠なので、
もうちょっとお付き合いくださいまし〜( ・᷄ㅂ・᷅ )

次は胸の骨の話です。

胸椎の動き方

胸椎という骨は、画像で言うとグリーンの部分です。

ちょっとおしゃれに英語で言ってみました(笑)

胸椎は全部で12個あって、
その全てに肋骨、いわゆるあばら骨ですね、
それがついてます。

肋骨の中には当たり前ですけど肺が入っています。

(ダジャレじゃないですw)


すごい当たり前なんですけど、
肺ってすごい大事じゃないですか。


壊れたら困るじゃないですか。
あと動いたら困るじゃないですか。

呼吸するたびに肺がウロウロしたら
困るじゃないですか。

ウロウロして
その度に呼吸量が変わったら
すごい困るじゃないですか(笑)

なので
胸椎は肺を安定させるのが
メインなわけです。

だもんで
胸椎は後ろに反れないような形になってるんです。

画像だとわかりにくいかもしれないんですけど
胸椎の真ん中の部分が
下に行くにつれて

象の鼻みたいに
びろんって伸びてるのわかりますでしょうか。

その「びろん」がロックになって
肺が安定する構造になっている訳です。

つまり胸椎は
左右に曲げる・左右にねじる・前に曲げるは得意だけど、
後ろに反るは苦手だよ。
ってことです\( ˙▿︎˙ )/

正確にいうと
左右の側屈・左右の旋回・屈曲は得意だけど
背屈は苦手だよっていうやつです\( ˙▿︎˙ )/

なので
ヨガとかバレエとかで後ろに反る運動(背屈)をするときに

「胸を大きく反って〜」

的な指示があったりすると思うんですけど

それ無理だよ( ・᷄ㅂ・᷅ )

って話です。

後ろに反れる構造があるのは頸椎と腰椎です。
首と腰です。

構造を知ってると怪我しにくいっていうのはこういう事です。

※ただし、腰からいきなり反るのも怪我の原因になりますので、
頭から順番にゆっくり反る練習をしてくださいませね₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾

あと、先生に直で「それ無理だよ( ・᷄ㅂ・᷅ )」っていうと破門になるかもしれないので
お気をつけください(笑)

では最後に、腰椎の動きを見ていきたいと思います。

腰椎の動き方

腰椎は画像だとブルーの部分です。

ちょっとオシャレに英語で…(以下略)

腰椎は全部で5個あって、
めっちゃでかいです。

一般的な体重の方だと、体の前後の厚みの約半分を腰椎が占めています。
めっちゃでかいです(笑)

なんでめっちゃでかいんだと思いますか?

♪カッチカッチカッチカッチ(シンキングタイムの音w)

そうです!
体の重さを支えるためです!

頭だけでも5キロもあるのに
腰椎の上には肺とか心臓とか腕とかあったりします(笑)
だから分厚い必要がある訳です。

で、腰椎のあたりには内臓がもう
いろいろしっちゃかめっちゃか入っています(笑)

つまり
腰椎の職務は『安定』な訳です。


なので腰椎は体をねじりにくい構造になっています。

腰椎が頸椎のように四方八方動けちゃうと
内臓がぐわんぐわんしちゃう訳です。

それだと消化とかしにくいじゃないですか(笑)

だもんで、
腰回りは、前後に曲げる反る(屈曲伸展)と、体を左右に曲げる(側屈)は得意ですが、
ツイストはしにくい というわけです。

つまり
ヨガとかバレエの先生が

「腰をねじって〜」

って指導したとしても、

だからそれも
無理だって( ・᷄ㅂ・᷅ )

ってことになります(笑)

引き続き
わたしのせいで破門になっても責任取れないんで
先生には直接言わないでくださいね(笑)

次は、構造を知る前と知った後では
動き方は変わるのかの実験をしたいと思います₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾

レッツ実験!

ってことで、ここでちょっと実験をしてほしいんです₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾

今立ってても座っててもどっちでも良いんですが
ちょっとですね
ご自身の顎を上げて、首と肩との距離をギュッと縮めてほしいんです。

で、その状態の体はどんな感じかを
ちょっと観察してほしいんです。

呼吸の感じとか
手足を動かしてみた感じとか。

なんとなく感じ切ったら
元に戻ってください。

ふぅ〜。(笑)

窮屈でしたよね、すみません。

じゃあ次に、
頭はいつでも自由に動けて
首回りはキョロキョロできて
頭の自由な動きに体全体がいつでもついていけるんだよ〜

って思ってもらって良いですか?₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾

その状態で、さっきと同じように体の状態を観察してほしいんです。

呼吸の感じとか
手足を動かした感じとか。

うん。

1回めと2回目で変化はありましたか?

なんとなくでもちろん大丈夫です\( ˙▿︎˙ )/

多分
おそらくなんですけど
2回目の方がやりやすかったはずなんです。

呼吸もしやすいと思うし、手足も動かしやすいはずなんです。

最初のように
頭を体に対して下方向に押し下げていると
頭の5キロの重さが
背骨一つ一つに負荷としてかかっていくわけです。

筋肉は骨に付いているので
骨に負荷がかかれば筋肉にも負荷がかかり
体は動かしにくくなります。

うん。

どうですかね( ・᷄ㅂ・᷅ )

伝わりますかね?

で、
この頭がいつでも自由に動けて
脊椎・体全体がついてこられると

体が効率的に
使えてるぜよ( •̀∀︎•́ )✧︎

ってことになるわけです(笑)

うーん。
わかったようなわからないような…
って感じだと思うんですが
大丈夫です!\( ˙▿︎˙ )/
わたしも体験して初めてわかったので、
いつかのWSに来てください(早めの宣伝w)

では最後に
構造を知らずに動かすのはとってもリスキー
って話を書いて終わります₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾

構造を知らずに動きを学ぶのはとてもリスキー

わたしの話になっちゃうんですが

わたし、6歳から30歳まで
ずっとクラシックバレエを習っていたんです。

もちろんアマチュアなので
週に二日
発表会前はもう少しレッスンが増えたりしたけど
大体そのくらいの日数

とにかく懸命に練習してました。

先生の求めるものを実行できるように
本当に頑張ったんです。

でも全然上手くならなかったし
沢山怪我をしました。

捻挫もやりすぎて靭帯が伸びてしまったり
肉離れもやったし
肩も痛くしたなぁ(笑)

とにかく
レッスンを受けていて
どこかしらいつも体が痛い状態だったわけです。

でも

『バレエをするのは怪我して当然』

みたいな謎の定義を作り出していたので(笑)
それが異常だとは気付いていませんでした。

で、
なんか体痛いし
上手くなんないしで
30歳くらいで一旦スタジオを離れたんです。
(他の理由も沢山あるんだけど、ここでは省きますw)

情けないかもしれないのですが
アレクサンダーテクニークを学ぶまで
わたしは自分の骨格のことなんて
何一つ考えたことはありませんでした。

それはもちろん
わたしが怠惰だったんですが

知識を得ようとするきっかけすら
思いつかなかったわけです。

バレエができないのは自分に才能がないから。
上手くならないのは筋肉の質が悪いから。

そんな風に自分を責めていました。

構造を知らないから
動かし方の効率が悪いんだ
なんて

考えもしなかったんです。

それから
いろんなことが嫌になってバレエを離れ(笑)

バレエのためではなく
セラピストとしてのスキルアップのために始めた
アレクサンダーテクニークを学ぶうちに

あれ…?
わたしもう一回バレエできるんじゃないか…?

って自然と思えるようになって
アレクサンダーテクニークを学び始めて2年経った頃から

再びバレエを始めました。

今度は一人でスタジオを借りて
マイペースに練習し続けています。

今は、あの頃より
遥かに練習時間は少なくて
そして年も取っていているのに

今の方が
確実に動きやすいし、痛いところ少なくなったし、
再開してからは一度も怪我はしていません。

そして何より
あの頃に比べて

めちゃくちゃ
楽しい!\( ˙▿︎˙ )/

んです\( ˙▿︎˙ )/

例えば
構造を知っていると
さっき書いたみたいに

「胸を反る」

という指示を自分に出すことは
無いわけです。

だから怪我をしにくいし
構造に沿って動くので
昔より動けるようになっていたりするわけです。

もちろん筋肉の質とか
才能っていうやつは
あると思います。

でも構造を知って
昔作り上げた習慣を変えていくことで

こんなにも心地よく
楽しく
怪我なく
動くことができるんだ!

と、
めちゃくちゃ楽しくなっています。

逆をいうと、
自分の構造を知らずに
何かを学ぶということのリスキーさにも
気付きました。

それはバレエとかダンスに限らず、
体を使わずに何かをするということは無理なので(笑)
全ての学び、全ての生活において
ですね₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾

うん。

そして改めて
指導の大切さも学んでいる最中です。

言葉の意味をどう捉えるかは
人によって千差万別なので

共通言語がどうしても
必要だと思うわけです。

だもんで胸椎とか背屈とか、
小難しい言葉を使っちゃったんですけど(笑)


なぜなら、
感覚で教えるのではなく
明確な事実を元に伝えることが
とてもとても大事だと理解し始めているからです。

あと、なによりわたしが
現在進行形で体験していて思うのが

体の構造を知っているのは
一生の財産(๑•̀ㅂ•́)و✧

だなって思うんです。

だって例えば
頭をずーっと自分への重りにして生活している人とそうで無い人との
内臓への自重の負担具合って

絶対違うじゃないですか。

構造を明確にしていけばしていくほど
絶対に医療費が減る(笑)

そうわたしは思っているわけです\( ˙▿︎˙ )/

別に社会的にアレクサンダームーブメントを起こしたいとか
そんな欲は全くないんですけど(笑)

単に自分が自分の使い方をどんどんブラッシュアップしていけるって
すっごい面白いよって話を書いていきたいっていう

それだけの話なんです。

なので、もしよかったら
自分の頭とか脊椎のことを
ちょっとでも思ってあげる時間を作ってみると
面白いですよっ!

って話でした\( ˙▿︎˙ )/

イラストACによるPRiCOさんのイラストをお借りしましたm(_ _)m
いつもありがとうございますっ!
助かってます!

最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
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お借りしているスタジオ様の営業が再開次第
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Melemedy*ちひろ
Melemedyという屋号で『本来の自分に戻る場所』を提供するセラピスト。 現在アレクサンダーテクニークを勉強中 東邦音楽大学声楽科卒 日本伝統式レイキ師範・西洋式レイキマスター Body Thinkingコーチ Thinking Bodyコーチ